クラウド会計ソフトのメリットは?
2020.02.16
京都市西京区の税理士・会計事務所 渡利会計事務所です
クラウド会計ソフトにご興味をもたれる経営者の方が増えています。
と言っても、クラウド会計ソフトの機能をご存知の上で
「会計ソフトを変えたい!」
と仰られる方は少なく、経理や帳簿作成を手書き等でされいて
「今の時代、もっと効率的な方法があるのでは?」
「経理に費やす時間や人をもっと削減できるのでは?」
というご質問から、機能や導入事例を説明させて頂いた後に、
ご興味を持たれるケースが殆どです。
クラウド会計ソフトは、会計ソフトを購入して個々のパソコンに
インストール(導入)するものではなく、ソフトの提供会社に利
用料を支払い、インターネット経由でWEBサイトからログインし
て利用するソフトです。
パソコンとインターネット環境があれば、どこでも利用でき、デ
ータを担当者や会計事務所と共有し、同時に利用・閲覧すること
ができます。
導入のメリットは、通帳の入出金明細、クレジットカード利用履
歴等を、会計ソフトに連携して自動的に取得できることです。
出典:マネーフォワード(MF会計法人向け)HP
⇒ これにより、入力業務や入力ミスが一気に削減できます。
更に取引を登録していく都度、AIの学習機能が働くので、毎月繰
り返される入出金は、自動的に勘定科目を割り振ってくれます。
出典:マネーフォワード(MF会計法人向け)HP
⇒ これにより、経理担当者の仕事が、入力業務からチェック業務
に変わります!
このように経理業務の効率化は、クラウド会計ソフトの大きなメ
リットになりますが、経営者にとっての最大のメリットは
『月次決算の早期化』です!
渡利会計事務所 月次決算書より
クラウド会計ソフトでは利用日の翌日には会計データを取得でき
ます。
会計データの取得も早くでき、経理業務が効率化されれば、当
然、月次処理も早期に行えます!!繰り返しになりますが、
「クラウド会計を導入して月次決算が早くできること」
が最大のメリットです。
なお、クラウド会計に適した業種・業態ですが、社内のITスキル
にもよりますが、弊社事例をみてもサービス業は親和性が高いと
思います。
あと、クラウド会計ソフトにも当然デメリットはあります。
手入力に対する反応が遅いので手入力作業には適していないこと
です。
改善はされていますが、この点はまだインストール型の会計ソフ
トが優れています。
また、良くも悪くも数字が自動的に出来上がるため、出来た数字
を正しくチェックできないと、かえって経営判断を誤ることにな
るので注意が必要です。
ですので、社内に経理に対する基礎的な知識をお持ちで、SNSや
ITツールの利用に積極的な方がいらっしゃれば非常に有効なツー
ルだと思います。
経理削減と月次決算の早期化、クラウド会計の導入にご興味のあ
る方は、お気軽にお問い合わせくださいませ m(_ _)m↓