京都市西京区の会計・税理士事務所 公認会計士の渡利祥子です。
小売業を営むお客様に事務所にお越しいただき、6月分の『月次決算書』を使って、
「儲けたお金の流れ」や「自社の利益構造」などを確認した後、今後の販売戦略を
『未来会計図表』で一緒に考えました。
数字に明るいお客様なのですが「粗利益と固定費の考え方について新たな気づきが
あった」と仰って頂きました。
また販売価格の考え方については、私自身にとっても新たな気づきがあり、大変実り
の多い勉強会となりましたので、その模様をお伝えいたします。
使用する資料は、『渡利式月次決算書』♪
毎月の損益(儲け)推移表(下図)をみながら粗利益や固定費を確認しました。
儲けた利益(お金)はどこにいったのか…『キャッシュフロー計算書』(下図)で
利益とお金の流れを確認します。
今期、利益に比べてお金が増えている理由も一目瞭然でした。
過去の実績を確認した後は、『未来会計図表』(下図)を使って今後の販売戦略を
お客様と一緒に考えます。
この『未来会計図表』の理解を深めて頂くために別途説明した資料(下図のモニター画面)が
「大変わかりやすい!」とご好評で、その後の販売戦略について深いお話ができました。
『未来会計図表』を活用すれば、利益を上げるために販売価格と数量のどちらを
UPすれば効果的なのか、はたまた、仕入値や固定費の削減を検討した方がいいのか
という今後の戦略が明確になります。
今回のお客様は、売値の上下が最も利益に影響してくる事業構造でした。
「値決めは経営なり」と稲盛和夫さんも仰っている通り、とても難しい課題です。
引き続き『未来会計図表』を使ってお客様と一緒に今後の戦略を検討していきたいと
思います!