クラウド会計(MF会計)導入事例
2020.03.14
京都市西京区の会計・税理士事務所 渡利会計事務所です
今回は、クラウド会計の導入事例をご紹介いたします。
クラウド会計のメリットについては、こちらご参照頂けると幸いです。
導入したクラウド会計ソフトは、マネーフォワード(MF)クラウド会計です。
導入されたお客様の業種は【サービス業】でご相談内容は
「経理や給与事務の人員・時間が多すぎる。もっと効率化できるはず!」
「2カ月遅れになっている月次決算を早期化したい。」
ということでした。
導入前の社内の状況
①現金取引・・・手書きの現金出納帳
②通帳取引・・・通帳に手書きで取引を記入
③クレジットカード取引・・・なし
④給与明細・・・社内システムで明細作成後、一覧表をエクセルで作成
⑤売掛金管理・・・社内システムで管理
現金・預金取引(①②)の事務を非常に細かく丁寧にされておら
れたのですが、インターネットバンキングを開始して頂き、省け
る事務を洗い出して一気に簡素化しました。
また、現金取引を極力減らすため、③のクレジットカード取引を
始めて頂きました。
インターネットバンキングやクレジットカードの取引履歴はクラ
ウド会計ソフトとの自動連携で取引日・支払先・利用額を自動取
得できます。
手作業による「入力ミス」が無くなり、情報もリアルタイムで取
得できるので非常に便利です。
給与と請求事務については既存システムの機能を生かし切れてい
ないことも分かったので「既存システムでできること」の見直し
をしています。
導入後半年ほど経過しましたが、事務に係る人員を概ね0.5人削減
でき、2カ月遅れの月次決算を翌月20日までに「月次決算書」を
提供できる体制に変えることができました。
「事務を効率化したい!」
「月次決算を早くしたい!」
という社長のご要望に「ある程度」ではありますが、お応えする
ことができ、少なからずご好評を頂いております。
経理担当者様も最初は「会計ソフトの導入」に不安な様子でした
が、導入後半年ほど経つと「大分慣れました」との感想を頂いて
おります。
クラウド会計ソフトの導入のメリットは「月次決算の早期化」や
「数字を経営に役立てる」という目的を実現するための手段です。
また社内から「入力」や「転記」といった単純作業が無くなり、
経理担当者の業務が「チェック」主体に変わるため、取引の異常
値に対する感度や経理スキルは間違いなく上がります。
※数字の見方、異常値の捉え方については我々も指導をさせて頂
いております。
クラウド会計の導入や既存システムでの運用でお困りのこと、お
悩みのことがありましたらお気軽にお問い合わせください。