【3月31日更新】新型コロナウイルスに伴う支援情報(補助金, 資金繰り, 猶予制度)
2020.03.13
京都市西京区の会計・税理士事務所 渡利会計事務所です。
新型コロナウイルス感染症の発生により影響を受けた皆さま方
に、心よりお見舞い申し上げます。
新型コロナウイルスの発生は、経営環境に日々刻々と大きな影響
を与えております。前回
に引き続き、資金繰り支援をはじめとする支援策、自社で採り得
る対策などの情報を提供しますので、ご参考にしていただけます
と幸いです。
☑ 政府による支援策
☑ 自社でできる資金繰り対策
(生命保険契約による契約者貸付、倒産防止共済による貸付)
☑ 社会保険料の納付の猶予制度
1.政府による支援策
新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者に対して、資金繰り、
補助金・助成金などの支援があります。
経済産業省
『新型コロナウイルス感染症で 影響を受ける事業者の皆様へ』に
ひと通りまとめられていますので、まずはこちらをご覧ください(経済産業省HP)
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
新型コロナウイルス感染症関連のページ(経済産業省HP)
https://www.meti.go.jp/covid-19/index.html
2.自社でできる資金繰り対策
①生命保険契約による契約者貸付
急場を凌ぐ手段として「生命保険の契約者貸付」は非常に使
い勝手が良いと思われます。
解約返戻金のある保険の場合、解約返戻金の7割〜8割の貸付
を受けることができます。
金利が3%以上することもあり銀行融資よりは調達コストが
高くなりますが、銀行のような融資審査もなく、申し込みか
ら3営業日以内に着金されるケースが多いようです。
保険を現金化しようとすると解約してしまう方が多いのです
が、解約すると死亡保障も無くなりますし、利益も計上され
てしまいます。
契約者貸付であれば、死亡保障も継続されますし(万が一、
お亡くなりになった場合は保険金と借入金が相殺されま
す)、もちろん利益も計上されません。
契約者貸付をいくら利用できるか把握されていない方は、保
険代理店か保険会社にご確認ください。
生保契約者貸付『金利0%』実施会社一覧(3/31更新)
https://www.hokenss.co.jp/_rmc/20200330_zero-kinri01.pdf
保険サービスシステムHD株式会社様HPより
②倒産防止共済(経営セーフティ共済)の貸付
生命保険の契約者貸付と同じように倒産防止共済にも貸付制
度「一時貸付金」があります。
一時貸付金は、取引先事業者が倒産していなくても、契約者
の方が臨時に事業資金を必要とする場合に、解約手当金の
95%を上限として借入れできる制度です。
こちらも生命保険契約と同様に、解約すると利益になります
ので、まずは貸付制度を利用して資金繰りをつないでおき、
その後、赤字の穴埋めをしたい場合に解約するという二段構
えの作戦を採ることもできます。
中小機構HP
https://www.smrj.go.jp/kyosai/tkyosai/about/loan/index.html
3.社会保険料の納付の猶予制度
新型コロナウイルス感染症の影響により、事業所の経営状況等
に影響があり、一時的に厚生年金保険料等を納付することが困
難な場合の猶予制度が設けられています。(日本年金機構HP)
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2020/202003/20200304.html
お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
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