目標売上は利益から逆算♪(決算報告)
2017.05.02
京都市西京区の会計・税理士事務所 公認会計士の渡利祥子です。
製造業のお客様に決算のご報告と今期の売上目標のお話をさせていただきました♪
決算の報告は「社長の成績表」を使って銀行格付けも体感していただきながら説明しました。
※「社長の成績表」は税理士法人 古田土会計の古田土満先生が考案されたものです♪
銀行格付けは経営者の気になるところ。格付けの点数と改善点を、図を使って説明しました。
続いて、今期の目標値を「未来会計図表」を使ってシミュレーションしました。
お客様は日々の経理処理は問題なく行えるのですが、集計した数字の見方・考え方はよく分かりません・・・という感じです。
数字を身近に捉えてもらうために、1か月の目標から考えてみました。
左の図が決算の数字で右の手書きの図が今期の1か月の目標値です。
目標値を決める際にはイメージしやすい「売上高」から決めるという声が多いのですが、
未来会計図表を使ったシミュレーションでは、まず会社に必要な「利益」を決めます。
そして利益から逆算して売上高を求めます。
このお客様の場合、毎月の借入の返済額が50万円なので、ザックリですが毎月50万円の利益が必要になります。
「借入の返済=経費」という誤解もあったようで、「利益を出して借金を返済する」ということもご理解いただけました。
利益から逆算して求めた目標売上高は600万円になりました。現状の120%の数字で「これなら何とか・・・」という感じです。
参考までに、「売上に連動する仕入や外注費が10%UPしたら・・・」というシミュレーションをしたところ、目標売上高が300万円UPとなりました。この差にお客様は驚かれ、見積もりの重要性を改めて認識されました。
今まで、見積書を作成するのにここまで考えていなかったけれど、これからは意識したい、わかりやすかった!と言っていただけました(^^)
未来会計図表を使うと会計の理解度アップ間違いなしです!!
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