トップページ > 税務お役立ち情報

税務お役立ち情報

経営計画書[作成編]

2016.12.09

京都市西京区の会計・税理士事務所 税理士の渡利裕亮です。

 

事務所の来年の経営計画書作成のため、

古田土会計(東京江戸川区)さん主催の「経営計画作成20時間合宿」に参加してきました!

 

 

 

合宿の場所は、税理士法人古田土会計さんの事務所1Fのセミナールーム

 

 

 

土・日曜日を利用しての20時間缶詰め合宿です。会場はすごい熱気でした。

 

合宿は、古田土会計飯島乗務の進行のもと、同規模の会計事務所経営者で班を作成し、グループ討議の形式で自社の経営計画書をしていきました。

使用した経営計画書の作成ツールは以下です。

経営計画書作成キッド(青枠の資料)は作成のポイントがまとめられていて秀逸です!

 

 

初 日:数値計画(利益・販売計画)の決定と作成

2日目:社員の未来像、事業の未来像の決定と作成

3日目:経営計画チェック日(1年間)の決定

 

という流れで、来年の事務所の方針を決定し、経営計画書の原稿を作成しました。

体力的にハードな3日間でしたが、目標を同じくする事務所経営者の方々と様々な情報交換や

顧客支援の内容を聞くことができ、大変有意義でした!

次回は完成した経営計画書をご紹介したいと思います!

 

未来会計図表の勉強会

京都市西京区の会計・税理士事務所 公認会計士の渡利祥子です。

 

小売業を営むお客様に事務所にお越しいただき、6月分の『月次決算書』を使って、

「儲けたお金の流れ」や「自社の利益構造」などを確認した後、今後の販売戦略を

『未来会計図表』で一緒に考えました。

 

数字に明るいお客様なのですが「粗利益と固定費の考え方について新たな気づきが

あった」と仰って頂きました。

また販売価格の考え方については、私自身にとっても新たな気づきがあり、大変実り

の多い勉強会となりましたので、その模様をお伝えいたします。

 

使用する資料は、『渡利式月次決算書』♪

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

毎月の損益(儲け)推移表(下図)をみながら粗利益や固定費を確認しました。suii

 

 

儲けた利益(お金)はどこにいったのか…『キャッシュフロー計算書』(下図)で

利益とお金の流れを確認します。

今期、利益に比べてお金が増えている理由も一目瞭然でした。

CF

 

 

過去の実績を確認した後は、『未来会計図表』(下図)を使って今後の販売戦略を

お客様と一緒に考えます。

未来会計図表s

 

この『未来会計図表』の理解を深めて頂くために別途説明した資料(下図のモニター画面)が

「大変わかりやすい!」とご好評で、その後の販売戦略について深いお話ができました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

『未来会計図表』を活用すれば、利益を上げるために販売価格と数量のどちらを

UPすれば効果的なのか、はたまた、仕入値や固定費の削減を検討した方がいいのか

という今後の戦略が明確になります。

今回のお客様は、売値の上下が最も利益に影響してくる事業構造でした。

「値決めは経営なり」稲盛和夫さんも仰っている通り、とても難しい課題です。

引き続き『未来会計図表』を使ってお客様と一緒に今後の戦略を検討していきたいと

思います!

 

『弥生会計』導入 マンツーマンサポート♪  〈 癒処 紬 ~tumugi~様 〉

2016.03.17

京都市西京区の会計・税理士事務所 公認会計士の渡利祥子です。

今回は『弥生会計』導入マンツーマンサポート(全3回シリーズ)の風景をお伝え致します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

受講いただいたお客様は、京都市下京区でエステサロンを経営されている

 

癒処 紬 ~tumugi~ (いやしどころ つむぎ)の石河様

https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000292293/

 

2月中旬に導入サポートのお申込みをいただきました。

青色申告 65万円控除のための導入希望!ということでしたが、

3/15の申告期限も迫っていましたので、最初にお問合せ頂いた際に

業種や帳簿内容をお聞きして、受講前に「弥生会計」をご準備頂きました。

 

※青色申告65万円控除で確定申告をすると税金が10万円程減ります。 

 (減少する税金は利益の大小によって異なります。)

 国民健康保険加入の方であれば保険料も減ります。

 

1回目は簿記の知識も事務経験もない中でのスタート。

説明も程々に、早速、現金出納帳と預金出納帳の入力を開始。

慣れない作業のため、10ヶ月分の入力が宿題となりました。

 

パソコンにも弱いとおっしゃいましたが、3/15の申告期限まであとわずか!!

 

すると、2回目にはたくさんの質問事項をメモして来られ、

本気でやれば1日で入力できますね^^」とさらり。

1日ぶっとおしで入力できる方なら大丈夫だ~と一安心いたしました。

 

それ以降は、休憩なし、時間延長、追加受講1日とハードな?受講となりましたが、

無事、決算処理まで終えることができました。

1対1でのサポートなので決算処理までを近道で行うことができましたが、

やはりご本人の頑張りが素晴らしかったです。受講後、

 

「65万円控除で確定申告書を提出しました」とのご連絡も頂きました。

 

石河様の熱意に助けられ、無事、確定申告の期限までに

弥生会計の導入サポートを終えることができました!

 

今後は弥生会計へ入力されたデータを経営分析にも活かして頂きたいと思います!!

 

 

記帳代行では・・・?

2015.09.11

京都市西京区の税理士 渡利裕亮です。

前回のブログで

https://watari-tax.com/archives/193

『ご自身で記帳した結果を経営や将来の事業展開に活用して頂きたい』と書きましたが、

『記帳代行』(会計事務所が記帳を代行すること)では記帳した結果を経営に活用できないのでしょうか…

 

経理担当者がおらず、本業多忙で記帳する時間がない、又は、事業の状況や人材の確保ができないため

『記帳代行』を委託されている経営者の方も多いかと思います。

記帳代行のメリットは何と言っても手間暇が削減でき事業に専念できること。デメリットは、一般的に

資料の受け渡しや不明取引の解消などに時間を取られるためタイムリーに自社の数字を把握できないこ

とになります。業種や従業員数にもよりますが、
①パソコンでのデータ作成ができる
②インターネット環境が整っている
③経営者の『早く経営状況を知りたい!』というお気持ちととご協力がある

のであれば、翌月の早い段階で前月の経営データを作成することは十分可能です。

簡単なIT技術を使えば『記帳代行』でもリアルタイムに近い経営状況の把握は可能になるのです!

 

『記帳の結果は銀行融資や税務申告のために使うもの』というのは勿体ないと思います。

経営者の方には自計化、記帳代行に関わらず、毎月の自社の数字に興味を持って頂きたいと思います。

当事務所は数字に強くなって頂けるよう、数字の見方、活用の仕方を丁寧にお伝えしていきたいと思い

ます。

記帳の必要性について

2015.08.14

京都市西京区の税理士 渡利裕亮です。

 

先日、所轄税務署で「税理士による記帳指導」を受講される個人事業者の向けの導入講義の講師を務めて参りました。

講義は白色申告者の記帳義務、青色申告者に必要となる複式簿記の記帳方法、青色申告の節税効果や税制優遇を中心に説明を行いました。

記帳に前向きな方ばかりなので講義後の質問は勘定科目の内容や売掛金の計上時期など実務的な内容が多く、今後の個別指導へ向けて大きな刺激を受けました。

 

また講義中、複式簿記の説明の際には『青色申告者の方は会計ソフトの利用が必須です!』と何度もお伝えしました。
市販の会計ソフトは安価で使いやすく、簿記の知識が無くても複式簿記による記帳が可能です。

売上や利益の集計・分析も簡単にできて記帳により得た会計情報を経営に生かすこともできます。

 

記帳は単に税金を計算するために行うものではなく、経営状況の把握や事業展開の検討のために行うものです。
本業に加えて記帳を行うことはお手間だと思いますが、日々の記帳を後回しにするどんぶり勘定』では資金繰りを把握できないので無駄な借入を行うことにもなりますし、経費の計上漏れが発生しやすいので無駄な税金を支払うことにもなります。

 

事業者の皆様には記帳により得た会計情報を、是非とも経営や将来の事業展開に活用して頂きたいと思います。

 

ページトップに戻る